「せっかく光回線にしたのに、なんだか遅い気がする…」
「オンライン会議や動画がカクつくのは回線のせい?」
「速度測ったら100Mbpsも出てない…」
そんな「光回線が遅い」と感じるとき、原因は1つではありません。
この記事では速度が遅くなる主な理由と、今すぐできる対処法7つを紹介します。
まず知っておきたい「光回線=常に爆速」ではない現実
光回線は理論上「最大1Gbps〜10Gbps」の高速通信が可能です。
しかし実際には、以下のような要因で速度低下が発生します:
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使用環境(ルーター・配線・接続方法)
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時間帯(混雑する夜間など)
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プロバイダや回線品質
光回線が遅くなる7つの主な原因
① ルーターが古い or スペック不足
Wi-Fiルーターが古かったり、安価すぎるモデルだと回線のポテンシャルを活かしきれません。
✅ 対策:
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11ac(Wi-Fi5)以上対応のルーターを使用
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IPv6対応ルーターに買い替える
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できれば「v6プラス」や「IPoE対応」のルーターを選ぶ
② 有線ではなく、Wi-Fi接続している
Wi-Fiは壁・家具・家電の干渉を受けやすく、速度低下しやすいです。
✅ 対策:
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パソコンなど速度が必要な機器はLANケーブル接続
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中継器やメッシュWi-Fiの導入も検討
③ IPv6(IPoE)に未対応の回線・プロバイダを使っている
従来の「IPv4 PPPoE接続」は混雑に弱く、夜間に遅くなりがちです。
✅ 対策:
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「IPv6対応プラン」または「v6プラス」に対応した回線へ変更
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代表例:GMOとくとくBB光、enひかり、ドコモ光(対応プロバイダ選択)
④ 回線自体が混雑している(地域や集合住宅の設備)
特にマンションタイプでは「共用回線」のため、他の住人と帯域をシェアしています。
✅ 対策:
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VDSL方式 → 光配線方式の部屋に変更できるか確認
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乗り換えも視野に入れる(NURO光など)
⑤ LANケーブルが古い(CAT5など)
LANケーブルも世代があります。古い規格だと通信速度が最大100Mbpsに制限されることも。
✅ 対策:
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「CAT6」以上、できれば「CAT6A」や「CAT7」のケーブルに交換
⑥ アクセスが集中する時間帯に利用している
夜18〜23時頃はネット利用者が集中し、速度が落ちやすくなります。
✅ 対策:
-
IPv6+IPoE接続に変更すれば、混雑回避がしやすくなる
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重要な作業は昼間に分散するのも一つの方法
⑦ そもそも速度測定のやり方が正しくない
スマホで適当なスピードテストをしただけでは、正確な測定ができていないことも。
✅ 対策:
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Fast.com や Speedtest.net を使用
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PC+有線接続+混雑していない時間帯で測定
【対処まとめ】すぐにできる7つの改善策
対処法 | 効果 |
---|---|
有線LANに切り替える | 安定性&速度アップ |
ルーターを最新機種に変更 | ボトルネック解消 |
IPv6対応のプロバイダへ変更 | 混雑回避 |
LANケーブルを高規格に | 通信制限解除 |
スマホやPCの再起動 | 一時的な不調リセット |
中継器やメッシュ導入 | Wi-Fiエリアの拡張 |
乗り換え(例:NURO光など) | 根本改善になることも |
よくある質問(Q&A)
Q. 回線は速いのにWi-Fiだけ遅いのはなぜ?
→ A. ルーターの性能や設置場所、干渉の影響が大きいです。有線接続で比較すると原因が特定しやすくなります。
Q. マンションの回線が遅いけど、改善できる?
→ A. 配線方式が「VDSL」だと最大100Mbpsです。管理会社に「光配線方式にできないか」相談してみてください。
Q. ルーターはどこに置くのがいい?
→ A. 部屋の中央・高めの位置・障害物の少ない場所が理想です。TV裏や床置きはNG。
まとめ:遅いと感じたら、まずは「家庭内の環境」を見直す
項目 | 確認ポイント |
---|---|
接続方式 | Wi-Fi → 有線に変えてみる |
ルーター | スペック・IPv6対応の有無 |
プロバイダ | IPv6 or v6プラスに対応しているか |
時間帯 | 夜間混雑が影響している可能性も |
それでも改善しない場合は、プロバイダ変更や回線乗り換えも検討すべきタイミングです。
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