最近では、Wi-Fiのセキュリティを狙った被害も増えています。
「勝手に使われる」「情報が漏れる」「遠隔操作される」など、家庭のWi-Fiでも油断はできません。
この記事では、家庭で使っているWi-Fiを安全に保つための基本セキュリティ対策を7つ紹介します。
1. 初期パスワードは必ず変更する
ルーターには「admin」「12345678」といった初期パスワードが設定されています。
これはマニュアルにも書かれており、第三者に簡単に突破されるリスク大です。
✅ 対策:
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管理画面にログインしてパスワードを任意の強力なものに変更
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Wi-FiのSSIDパスワードも英数字混在で設定し直す
2. SSID(Wi-Fiの名前)をデフォルトのままにしない
「Buffalo-G-XXXX」「Aterm-XXXX」など、メーカー名が丸見えのSSIDは危険です。
メーカーがわかると、攻撃手法を特定されやすくなります。
✅ 対策:
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SSIDを自分だけがわかる文字列に変更
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複数SSIDがある場合は使わない方を無効化
3. 暗号化方式は「WPA2」または「WPA3」を使用する
ルーターの設定で「暗号化方式」を選べますが、
古い「WEP」や「WPA」は脆弱性があり危険です。
✅ 対策:
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「WPA2-PSK(AES)」か「WPA3」に設定変更
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端末が対応していない場合は最低でも「WPA2」
4. 不要な「リモート管理」機能はオフに
一部のルーターには、外出先から操作できる「リモート管理」機能があります。
便利ですが、乗っ取りのリスクもあるため、使っていないならオフ推奨。
✅ 対策:
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管理画面で「リモート管理」または「Webアクセス機能」を無効に
5. ファームウェア(ソフト)を定期的に更新する
ルーターもスマホやPCと同じく、ソフトの更新=セキュリティ強化です。
放置していると、脆弱性を突かれて攻撃される可能性があります。
✅ 対策:
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月に1回程度、メーカー公式サイトでアップデートの有無を確認
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自動アップデート対応モデルなら安心
6. ゲスト用Wi-Fiを分けて使う
友人・訪問者にWi-Fiを教えるとき、家庭用Wi-Fiに直で接続させるのは危険です。
悪意がなくても、ウイルス感染端末などから被害を受ける可能性があります。
✅ 対策:
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ゲスト用SSIDを有効化し、別パスワードを設定
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ゲストにはそのWi-Fiだけを使ってもらう
7. 謎の端末がつながっていないか確認する
「使ってないのに通信量が多い」「速度が落ちた」などのときは、不正接続の可能性もあります。
✅ 対策:
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ルーターの管理画面で「接続端末一覧」を確認
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見覚えのない端末はブロック・SSIDパスワードを変更
✅ まとめ:Wi-Fiのセキュリティ対策は“設定”と“確認”で守れる!
対策 | 理由 |
---|---|
初期パスワードの変更 | 簡単に侵入されないため |
SSIDの変更 | 攻撃対象になりにくくする |
WPA2/WPA3に設定 | 強力な暗号化 |
ファーム更新 | 脆弱性対策 |
ゲスト用Wi-Fi | 家庭ネットワークを守る |
不正端末の確認 | 無断利用を防止 |
「家庭だから大丈夫」と油断せず、まずは管理画面に入って確認することが第一歩です。
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