「せっかく光回線を引いたのに、なんだか遅い…」
「動画が止まるのは、契約した回線が悪いの?」
こんなふうに思ったことはありませんか?
実は、Wi-Fiの速度が遅く感じる原因は、回線そのものだけでなく“ルーター”や“接続方法”にあることも多いのです。
今回は、初心者の方でもわかるように「通信が遅いと感じたときの原因の切り分け方」を解説します。
✅ そもそも「遅い」とは何を指す?
「ネットが遅い」と感じるとき、実は下記のように種類が異なる遅さが存在します。
遅いと感じる例 | 原因の傾向 |
---|---|
動画が止まる/画質が落ちる | 通信速度の低下、ルーターや帯域混雑 |
ページの読み込みが遅い | DNS設定や端末性能の問題 |
回線が突然切れる | Wi-Fi干渉、ルーターの老朽化 |
スマホだけ遅い | 距離・2.4GHz/5GHz帯の問題 |
✅ 原因は「回線」or「Wi-Fi環境」or「端末」かを切り分ける
問題解決の第一歩は、「どこがボトルネックなのか」を見極めることです。
① 有線接続で速度テストをする
→ PCでLANケーブル接続してみて、速度が出ていれば「Wi-Fi側の問題」。
② 同じWi-Fiでも、端末ごとに速度差があるかチェック
→ スマホAは速くてスマホBが遅い → 端末性能や設定が原因の可能性。
③ ルーターの設置場所と年式を確認
→ 壁の奥・床置きはNG/古すぎると通信規格(Wi-Fi 4など)で遅くなる。
✅ Wi-Fiが原因の場合の対策
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ルーターを11ac(Wi-Fi 5)やWi-Fi 6対応に買い替える
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5GHz帯に切り替える(2.4GHzは干渉が多い)
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中継機やメッシュWi-Fiを導入(部屋が広い場合)
✅ 回線側が原因のケースもある
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夜間に極端に遅くなる
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複数人が同時に動画やゲームをしていて常に遅い
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LANケーブル接続でも遅い
このようなときは、回線自体が混雑している or プロバイダの問題かもしれません。
VDSL方式の場合、物理的な上限(100Mbps程度)がある点にも注意です。
✅ それでも不明な場合はサポートに相談しよう
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契約している光回線会社に「速度が極端に遅い」と伝える
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プロバイダ変更や機器交換の提案があることも
最近は無料でルーターを貸し出してくれる事業者もあります。
困ったら遠慮せず、公式サポートに問い合わせてみるのが正解です。
✅ まとめ:回線のせいにする前に“切り分け”が大事
Wi-Fiの遅さ=光回線のせい、とは限りません。
まずは以下の3点から順に確認してみましょう。
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有線でテスト → 問題なしならWi-Fi側
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他端末と比較 → 端末か電波干渉の可能性
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ルーター年式・設置場所 → 劣化や配置ミスかも
それでもダメなら、回線の種類(VDSLなど)やプロバイダ見直しを検討しましょう。
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