「昼間は快適なのに、夜になると動画が止まる…」
「オンラインゲームのラグがひどい!」
そんな経験、ありませんか?
実は、夜間のネット遅延には理由があります。
この記事では、夜の通信速度が遅くなる代表的な3つの原因と対策法について解説します。
1. 原因①:夜はインターネットが“渋滞”する時間帯
夜19時〜23時は「インターネットのゴールデンタイム」と呼ばれるほど、通信が集中します。
✅ なぜ混雑するのか?
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仕事や学校が終わった人が一斉にネット利用開始
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YouTube、Netflix、ゲーム、Zoomなど“重い通信”が多発
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地域内で回線を“共有”しているマンションでは特に影響大
回線そのものに“上限”があるため、多くの人が使えば速度は遅くなるのです。
2. 原因②:IPv4通信で混雑している
現在、ネットには「IPv4」と「IPv6」という2つの通信方式があります。
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IPv4:古くからの通信方式。混雑に弱い
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IPv6:新しい方式。混雑の影響を受けにくい
光回線を契約していても、IPv6が未対応 or 未設定のままだと、夜間の混雑で速度が大きく落ちます。
3. 原因③:プロバイダの設備が貧弱な可能性
光回線の契約時、NTT回線・au回線などの「物理回線」のほかに、
**プロバイダ(例:So-net、Yahoo! BB、楽天ブロードバンドなど)**が関与しています。
プロバイダが以下のような状態だと、夜間の速度低下が顕著になります:
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利用者が多すぎて処理が追いつかない
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サーバー設備の強化が追いついていない
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通信の最適化(帯域制限など)を行っている
4. 対策①:IPv6対応に切り替える(無料でできる場合も)
多くの光回線では、「IPv6オプション」や「v6プラス」などを無料で提供しています。
プロバイダのマイページで申し込みができることもあるので、まずは確認を。
※ただし、古いルーターではIPv6に対応していないこともあるので注意!
5. 対策②:ルーターの買い替えや再起動
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ルーターの寿命は3〜5年と言われています。
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古い機種では、IPv6対応もなく、通信が不安定に。
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月1回の再起動で速度が回復することもあります。
おすすめは、IPv6対応&メッシュWi-Fi対応のルーターへの買い替えです。
6. 対策③:プロバイダ乗り換え or 回線変更を検討する
どうしても改善しない場合は、以下も検討しましょう:
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同じ物理回線(例:フレッツ光)でもプロバイダを変える
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思い切って「NURO光」や「auひかり」など別回線へ乗り換える
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ホームルーターや5G対応モバイルWi-Fiに一時的に切り替える
「速度が落ちるのは仕方ない」とあきらめず、できる対策から始めてみることが大切です。
✅ まとめ:夜のネット遅延には原因がある!放置しないことが大事
原因 | 対策 |
---|---|
混雑による“渋滞” | IPv6化・時間帯をずらす |
古い通信方式(IPv4) | IPv6対応ルーター&設定 |
プロバイダの性能不足 | 乗り換えを検討 |
放置すればストレスは増すばかり。
快適なネット生活のためにも、一つずつチェックしてみましょう。
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