「同じ光回線なのに、友人の家よりウチのほうが遅い…」
「プロバイダってどこも一緒じゃないの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、回線速度はプロバイダ(ISP)によって大きく変わる場合があります。
この記事では、プロバイダごとの違いや、速度差が出る理由、選び方のコツをわかりやすく解説します。
1. まず、プロバイダって何?
プロバイダ(ISP:インターネット・サービス・プロバイダ)とは:
インターネットに接続するための“通り道”を提供してくれる会社
たとえば:
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フレッツ光 → 回線設備をNTTが提供
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So-net、OCN、BB.exciteなど → プロバイダ(通信の出口)を提供
つまり、物理回線と通信ルートは別物で、プロバイダの質が悪いと回線速度に悪影響が出ます。
2. プロバイダで速度差が出る理由
✅ 主な原因は「利用者数」と「設備投資」
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人気のあるプロバイダ → 利用者が多すぎて“渋滞”状態
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小規模プロバイダ → 設備投資が追いつかず処理能力に限界
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大手プロバイダ → 資金がある分、設備増強が早い
さらに、夜間のピーク時(19時〜23時)に設備の性能差が露呈しやすいのです。
3. 「プロバイダが違うと速度が違う」の実例
たとえば、同じフレッツ光を使っていても、
プロバイダ | 夜の平均速度 | 特徴 |
---|---|---|
So-net(IPv6) | 300Mbps前後 | 安定感が高い |
OCN | 150Mbps前後 | NTT系で信頼感あり |
BB.excite(IPv4) | 10〜50Mbps | 混雑しやすい傾向あり |
GMOとくとくBB | 400Mbps超 | IPv6接続で爆速報告多数 |
楽天ブロードバンド | 50〜100Mbps | 地域によって差が大きい |
※速度はあくまで参考値。地域や環境によって異なります。
4. IPv6対応かどうかも大きな分かれ目
今やIPv6対応プロバイダは必須です。
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IPv4のみ → 混雑しやすく遅延リスク高め
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IPv6(v6プラスやIPoE) → 混雑に強く、速度が安定
プロバイダによっては、IPv6オプションが「別途申し込み制」「ルーターの設定が必要」なこともあるので注意。
5. 速度重視の人におすすめのプロバイダ選び
以下の3点を押さえておきましょう:
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IPv6(IPoE方式)に対応しているか
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速度実績があるか(口コミ・SNS・みんそくなど)
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ルーターとの相性が良いか(v6プラス対応機種か)
「月額料金の安さ」だけで選ぶと、夜間の速度低下に悩むケースが非常に多いです。
✅ まとめ:プロバイダ選びが“ネットの快適さ”を左右する
チェックポイント | 理由 |
---|---|
IPv6対応 | 混雑を避けられる |
設備投資・混雑状況 | 夜間の速度安定に影響 |
実績・評判 | 地域やプロバイダごとに差がある |
同じ「フレッツ光」や「ドコモ光」でも、通信の快適さはプロバイダ次第。
契約前には「どこのプロバイダなのか?」を必ず確認するようにしましょう。
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