「工事費無料って書いてあったのに、解約したらお金を請求された…」
そんな声をネットで見かけたことはありませんか?
この記事では、光回線の「工事費無料」の本当の意味と、落とし穴にハマらないための注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
1. 「工事費無料」は基本“実質無料”
光回線の多くが「工事費無料キャンペーン」を実施していますが、実際は…
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工事費を分割で請求(例:1,320円 × 24回)
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同時に**割引(例:毎月−1,320円 × 24回)**をつけて帳消し
つまり、**継続利用を前提とした“実質無料”**という形です。
2. 途中解約すると“無料じゃない”のが落とし穴
たとえば、工事費が31,680円で「24か月の実質無料プラン」の場合:
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12か月で解約すると → 工事費残債 約15,840円 を支払う必要あり
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「無料って書いてあったのに!」とならないよう注意
3. 主な光回線の工事費と無料条件(2025年)
回線名 | 工事費(税込) | 無料条件 | 注意点 |
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ドコモ光 | 19,800円 | 24回実質無料 | 解約時に残債発生 |
ソフトバンク光 | 26,400円 | 24回実質無料 | 3年以内の解約で請求 |
楽天ひかり | 19,800円 | 条件によって無料 | キャンペーン内容で変動 |
NURO光 | 44,000円 | 36回実質無料 | 高額な残債に注意 |
auひかり | 41,250円 | 60回実質無料 | 途中解約リスク大 |
4. 「完全無料」の回線はあるの?
実は、「最初から工事費無料(残債なし)」というケースは少数ですが存在します。
例:
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GMOとくとくBB光(縛りなしプラン) → 工事費無料かつ違約金なし(キャンペーン時)
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特定の引っ越しキャンペーン時 → 工事費全額免除されることも
ただし、こういったプランはキャッシュバックがない/月額が高いことも多いため、トータルで損しないかを要確認です。
5. 工事費が無料でも「初期費用」がかかることも
混同しやすいのが「事務手数料」。
工事費とは別に、以下のような初期費用がかかるケースも多いです。
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事務手数料:3,300円(標準的)
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工事日変更・キャンセル料:2,200円〜
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ONU(回線終端装置)やルーターのレンタル費用
契約時に「初期費用はいくらかかりますか?」と必ず確認しましょう。
6. 解約時の残債トラブルを避けるには?
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契約期間中に解約する可能性があるかを見極める
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実質無料ではなく「完全無料 or 工事費なし」の回線を選ぶ
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工事費残債があるかどうか契約前に必ず確認する
特に短期利用を検討している人(学生、単身赴任、一時的な転居など)は、縛りなし+工事費不要のプランが向いています。
✅ まとめ:無料のウラには条件あり。仕組みを知って選ぼう
工事費無料の種類 | 内容 |
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実質無料 | 分割請求&割引で相殺。途中解約で残債あり |
完全無料 | 最初から請求なし。レアケース |
条件付き無料 | キャンペーン限定。乗り換え・同時契約などの条件つき |
光回線を選ぶときは、「工事費無料」に惑わされず、総額と解約リスクを見て比較することが大切です。
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