「Wi-Fiの速度が遅い」「部屋の端だとつながりにくい」
そんな悩みを感じたら、ルーターの設置場所が原因かもしれません。
実は、どんなに高性能なルーターを使っていても、置き方が悪いと電波が弱くなるのです。
今回は、Wi-Fiルーターの設置でやってはいけないNG行為5つを、改善方法とともに紹介します。
NG①:床やテレビ台の下に置く
ルーターを床に直置きしていませんか?
これは最もありがちなNG例です。
■理由
Wi-Fiの電波は“水平方向・斜め上”に広がる性質があるため、床に置くと電波が遮られやすくなります。
✅ 対処法
・**目線〜胸の高さ(1〜1.5m)**に設置する
・棚の中段やカウンター上がおすすめ
NG②:壁際や部屋の隅に置く
角部屋や押し入れの隅などにルーターを置いていませんか?
■理由
電波はルーターを中心に全方向へ広がるため、隅に置くと電波が偏ってしまい、反対側の部屋に届きにくくなります。
✅ 対処法
・部屋の中央に近い場所に配置する
・できれば家全体の中心あたりを意識
NG③:電子レンジ・冷蔵庫の近くに置く
キッチン周りに設置していると、思わぬ干渉が起きているかもしれません。
■理由
電子レンジは2.4GHz帯の電波を出すため、Wi-Fiと干渉して通信が不安定になることがあります。
✅ 対処法
・家電からは1〜2m以上離す
・Wi-Fi 5GHz帯を使えるルーターを選ぶのも効果的
NG④:金属製の棚や家具の中に置く
金属やミラーガラスなどの素材は、Wi-Fi電波を反射・遮断しやすい性質があります。
✅ 対処法
・金属棚の上や中には置かない
・木製の棚や開放スペースを活用する
NG⑤:アンテナの向きが適当・寝かせて置く
外付けアンテナのあるルーターの場合、向きにも注意が必要です。
また、横置き禁止のルーターを寝かせてしまうのもNGです。
✅ 対処法
・アンテナは垂直(縦)と水平(横)を組み合わせると、上下階にも電波が届きやすい
・メーカー推奨の置き方(縦置きor横置き)を守る
まとめ|Wi-Fiは「どこに置くか」で速さが決まる
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床や隅っこではなく、部屋の中央・高い位置がベスト
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家電や金属製の家具から離して設置すること
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アンテナの向きや本体の向きにも気を配る
Wi-Fiが遅い原因がルーターの性能ではなく“置き方”にあるケースは非常に多いです。
まずは無料でできる改善策として、今日から設置場所を見直してみましょう。
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