あなたの家のWi-Fi、パスワードは「123456」や「password」なんて簡単なものになっていませんか?
スマホやPCのセキュリティには気を配っていても、ルーターまわりの対策は意外と見落とされがちです。
この記事では、自宅のWi-Fiを安全に使うための基本的なセキュリティ対策を、初心者向けにわかりやすく解説します。
なぜWi-Fiのセキュリティが重要なのか?
Wi-Fiを通じて接続された通信は、暗号化されていないと盗み見されるリスクがあります。
もし外部から不正にアクセスされれば、以下のような被害が発生する可能性も。
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個人情報の流出
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クレジットカード情報の漏洩
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不正アクセスによる通信容量の浪費
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遠隔操作でウイルス感染
つまり、自宅Wi-Fiのセキュリティは“玄関の鍵”と同じくらい重要です。
セキュリティ対策①:Wi-Fiパスワードを強固に設定
初期設定のパスワードをそのまま使っていませんか?
これでは誰でも簡単にアクセスできてしまう可能性があります。
✅ パスワード設定のポイント
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英字・数字・記号を組み合わせて12文字以上
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推測されやすい単語や誕生日は避ける
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定期的に変更するのがベスト(半年〜1年ごと)
セキュリティ対策②:暗号化方式はWPA3またはWPA2に設定
ルーターには通信の暗号化方式が設定できます。
暗号化方式 | セキュリティ | 現在の基準 |
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WEP | 非常に弱い | 使用は推奨されない |
WPA | やや弱い | 古い機器向け |
WPA2 | 安全(主流) | 現在も広く使われている |
WPA3 | 最も安全 | 最新規格(2020年代以降の新機種対応) |
ルーターの設定画面から「WPA2/WPA3 Mixed」や「WPA3のみ」を選んでおくと安心です。
セキュリティ対策③:管理画面のログイン情報を変更
Wi-Fiルーターの設定画面には、誰でもブラウザからアクセス可能です。
そのため、初期ユーザー名・パスワード(admin/adminなど)を変更しないと危険です。
✅ 対処法
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192.168.1.1 などのURLでログイン画面にアクセス
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管理者パスワードを複雑なものに変更
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外部からのリモート設定はオフに
セキュリティ対策④:ファームウェアを最新に保つ
ルーターにも「アップデート」があるのをご存知ですか?
メーカーがセキュリティ対策を更新しているため、古いファームウェアのままだと脆弱性が残ったままになります。
✅ 対処法
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メーカー公式サイトまたはアプリから更新状況を確認
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自動更新設定があればONにする
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購入から5年以上経っている場合は買い替えも検討
セキュリティ対策⑤:ゲスト用Wi-Fiを分けて使う
自宅に友人が来たときなど、ゲストにWi-Fiを貸すときは別ネットワークを使うのがおすすめです。
■理由
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本来のネットワークにアクセスされるリスクを分離できる
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一時的な接続に適していて、安心して使わせられる
「ゲストネットワーク機能」がついたルーターを選ぶと便利です。
まとめ|セキュリティ対策は「知らないうちの被害」を防ぐ第一歩
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パスワード・暗号化方式・ログイン情報の見直しはすぐできる
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ファームウェア更新・ゲスト用Wi-Fiなど機能の活用も効果的
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自宅Wi-Fiの安全性を高めることで、ネットライフがもっと安心に
「ネットが使える」だけで満足していると、見えないリスクがあなたの家庭に入り込んでいるかもしれません。
今日からできる対策で、安全なWi-Fi環境を整えていきましょう。
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